グローブ

リバプールの優勝がほぼ確実のプレミアリーグ19-20シーズン。
人気のキーパーグローブランキングを調査しました。ということでまずは世界の名だたるGKが終結するプレミアリーグのランキングを見てみたいと思います。全20チームのスターティングに名を連ねるGKが利用しているキーパーグローブのランキングを作成しました。プレミアリーグ全20チームの中で2月時点で最もプレミアリーグでの出場数が多いGKのグローブを対象にしています。

メーカーランキング

1位はダントツのAdidas。2位は3メーカーが並んでいます。Pumaとnikiに加えSELLSが食い込んできています。また、残り1票ずつの同率5位にはUhlsport、ONE Glove、PrecisionとPEAKというブランドが入ってきています。

1位 Adidas 7人

プレミアリーグで圧倒的に人気を誇るアディダス。グローブのブランドも数年前まではACEシリーズだったのが、スパイクと同じ「プレデター」に統一しています。スリムなデザインで指先のフィット感が特徴です。

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アディダスのユーザーでいうと、マンチェスターユナイテッドのデ・ヘアや、ニューバランスから乗り換えしたシュマイケルが有名でしょうか。

2位 Puma 3人

プーマもアディダスと同様にスパイクとブランドを統一する方向に。FUTUREとPUMA ONEが主力商品です。プレミアリーグでは、PUMA ONEが3-0で圧勝。
イングランド代表ピックフォードや、アーセナルのベルント・レノが利用しています。

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2位 SELLS 3人

3位のSELLSもプーマ、ナイキと並んで堂々の2位。セルスはラップシリーズ、トータルコンタクトシリーズなどいくつかのブランドで展開しています。プレミアリーグで人気だったのは、これも3人ともラップシリーズ。
ベン・フォスターやニック・ポープはWRAP ELITE AQUAを使用。昇格組シェフィールド・ユナイテッドのヘンダーソンは少し安価なモデルのPRO H20を利用しています。

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2位 nike 3人

ナイキといえば昔からのブランドであるvapor gripですね。プレミアリーグでは僕が最近大好きなエデルソンや、昨シーズンチャンピオンズリーグ制覇に貢献したリバプールのアリソン・ベッカーが利用しています。

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5位 Uhlsport 1人

Uhlsportといえば、トットナムのウーゴ・ロリスなのですが、怪我で離脱中なので今回は集計対象に含まれていません。なのでプレミアリーグのトップGKでUltsportを利用しているのは、クリスタルパレスのビセンテ・グアイタのみ。使用モデルはAbsolute Grip。

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5位 The ONE Glove 1人

ONE Gloveを利用するのはニューカッスルのマルティン・ドゥブラフカ。使用しているのは「SLYR Lite Midnight Dúbravka」というモデル。本人の名を冠したドゥブラフカ用モデルですね。

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5位 Precision GK 1人

Precision GKはElite、Fusion、Premierのモデルで展開しています。ただ、今回はそのどれでもなく、Heat ON(ヒートオン)というモデル。使用するのはアストンビラのトム・ヒートン(Heaton)。イングランド代表トム・ヒートンを契約を結ぶにあたりちょっとダジャレですが、ヒートンの名を冠したモデルを新しく作っています。

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5位 PEAK 1人

PEAKというブランドは日本ではあまり聞きなれないですが、UKのメーカーのようでGKグッズはメインですが他のスポーツウェアなども展開しているようです。看板となる契約選手はノリッジ・シティのTKことティム・クルルです。

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リスト

チーム1stゴールキーパーメーカーグローブ
ニューカッスル・ユナイテッドマルティン・ドゥブラフカThe ONE GloveSLYR Lite Midnight Dúbravka
シェフィールド・ユナイテッドヘンダーソンSELLSSELLS PRO WRAP
バーンリーニック・ポープSELLSSELLS ELITE WRAP
マンチェスター・シティエデルソンNikeGK Vapor Grip 3
マンチェスター・ユナイテッドデ・ヘアAdidasPredator Pro
エヴァートンピックフォードPUMAPUMA One Grip
リヴァプールアリソンNikeGK Vapor Grip 3
レスター・シティシュマイケルAdidasPredator Pro
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズルイ・パトリシオPUMAPUMA One Grip
アストン・ヴィラヒートンPrecision GKHeat ON
ワトフォードベン・フォスターSELLSSELLS ELITE WRAP
ノリッジ・シティティム・クルルPEAKElite Security
アーセナルベルント・レノPUMAPUMA One Grip
チェルシーケパ・アリサバラガAdidasPredator Pro
クリスタル・パレスビセンテ・グアイタUhlsportAbsolute Grip
トッテナム・ホットスパーガッサニガAdidasPredator Pro
ウェストハム・ユナイテッドファイビアンスキAdidasPredator Pro
ブライトン&ホーヴ・アルビオンマシュー・ライアンNikeGK Vapor Grip 3
サウサンプトンアレックス・マッカーシーAdidasPredator Pro
ボーンマスアーロン・ラムズデールAdidasPredator Pro

記事

イングランド代表監督のサム・アラダイス監督。先のワールドカップではチームをベスト4に導いたのと、その渋いルックスで話題になりました。

そのアラダイス監督が9月のネーションズカップのGKの選考に悩んでいるという面白い記事。ワールドカップでも活躍したピックフォードがナンバーワンであることは問題なし。
しかし、問題は第2、第3キーパーだ。本当はバトランドを呼びたいところだが、ストークの所属するストークは二部のチャンピオンシップに降格。アラダイス監督は二部からは選手を呼ばないと公言しているので悩ましいところ。
ワールドカップにも呼ばれたニック・ポープは肩の怪我。トム・ヒートンもふくらはぎの怪我。今更ワールドカップで外したジョー・ハートを呼ぶのも微妙だし。
答えが出る9月が楽しみです。

Gareth Southgate faces goalkeeper dilemma for England’s upcoming Uefa Nations League fixtures

https://www.telegraph.co.uk/football/2018/08/13/gareth-southgate-faces-goalkeeper-dilemma-englands-upcoming/

記事

バーンリーのトム・ヒートンは今シーズンの第4節で肩を脱臼し離脱。代わりのニック・ポープが活躍し、バーンリーはクラブ最高位の7位で今シーズンを終えられそうな見込み。なので、怪我から復帰したヒートンに戻す理由はないのだ。
昨シーズンは活躍も目立ち、イングランド代表にも選ばれていたが、クラブでの出場がなく、ロシアW杯への代表選出の可能性が低い。

イングランドと言えば、ジョー・ハートだが、今シーズンは不調で一時期スタメンを外されていた時期もあるので、現在イングランド代表のナンバーワンはエバートンのピックフォードが有力です。

Burnley goalkeeper Tom Heaton frustrated lack of Burnley minutes will cost him World Cup 2018 spot – Mirror Online

https://www.mirror.co.uk/sport/football/news/burnley-goalkeeper-tom-heaton-frustrated-12497699

記事

プレミアリーグ前半戦、バーンリーを13位に押し上げる言動力となっているヒートン。その活躍はスタッツが物語っているという記事を書きました。そのヒートンをプレミア上位の3チームが狙っているとのこと。

  • マンチェスターシティ
  • リバプール
  • エバートン

もちろんバーンリーは簡単には出すつもりはないが、移籍金は1500万ポンド(21億円)からといわれているので場合によっては。今後の動きに注目です。

Burnley and England Goalkeeper Tom Heaton Reportedly Being Chased by Premier League Trio | 90min

http://www.90min.com/posts/4460529-burnley-and-england-goalkeeper-tom-heaton-reportedly-being-chased-by-premier-league-trio

データ

移籍市場も大詰めとなってきたプレミアリーグ。GKの動きもいろいろと噂されています。そんな中で今シーズン今までの各GKは成績はどんな感じでしょうか。FOXSPORTSから情報をゲットしました。

http://www.foxsports.com/soccer/stats

クリーンシート

クリーンシート数はクルトゥワがダントツの13。好調チェルシーの勢いそのままに。やはり上位陣が多いです。

1位 ティボ・クルトゥワ 13
2位 ウーゴ・ロリス 8
2位 フレイザー・フォースター 8
4位 ペトル・チェフ 6
4位 ダビド・デ・ヘア 6

セーブ数

バーンリーのトム・ヒートンがトップです。
セーブ数が多いのが必ずしも良いことではないにしても、ゴールを救った回数なので一つの指針になります。
今シーズン昇格組のバーンリーが13位とここまでは大健闘といっていいでしょう。
ヒートンはその原動力に間違いなくなっています。
中堅のクラブが多いですが、現在の2位のアーセナルのGKチェフが5位に入っているのは少し気になりますね。

1位 トム・ヒートン 95
2位 ベン・フォスター 77
3位 ジョーダン・ピックフォード 72
4位 ウカシュ・ファビアンスキ 67
5位 ペトル・チェフ 61

セーブ率

10試合以上出場のGKを対象とし、セーブ数/枠内シュートで計算しています。こちらもヒートンがトップ。

1位 トム・ヒートン 77.2%
2位 ウーゴ・ロリス 75.4%
3位 ベン・フォスター 73.3%
4位 リー・グラント 72.9%
5位 ペトル・チェフ 72.6%

22位 フレイザー・フォースター 50.0%

スタッツはすべてではないですが、スタッツから見るに、プレミアリーグ前半戦のMVPはヒートンといってもよいのではないでしょうか。