今回の記事はいつもと趣向を変えて、キーパーグローブマニアの子供用のキーパーグローブを初めて選ぶときのポイントを解説していこうと思います。
サッカーをはじめたての幼稚園や小学生にとって、キーパーは花形ポジションのひとつです。
理由はけっこう単純で、試合の中で一人だけ手を使えるという特別な役割であること、そして、他のポジションと違うユニフォーム、キーパーグローブがあると思います。
そこで本記事は、初めて子供のためにキーパーグローブを選ぶときのポイントを解説していきたいと思います。小学生くらいの子供をターゲットにしています。
キーパーグローブが何のために必要なのか?
グローブが必要な理由。
それは手を使ってゴールを守る際にケガの予防につながります。
ご存じの通り、キーパーはチームの中で特別な役割を与えれています。チーム唯一手を使うことが許され、その手を使って自チームのゴールを守ります。
時には身を投げ出してゴールを守ることもあるし、至近距離からシュートを打たれて止めることもあります。相手のシュートを止めて、相手の得点を防いだ瞬間の達成感はキーパーにとってはたまらないものです。
一方で、相手の強いシュートを止めことは、痛みとの戦いでもあります。痛いのが嫌で、キーパーをやりたくないと思ってしまう子供も多いでしょう。
そこでキーパーグローブの登場です。キーパーグローブの手のひらの部分はパームと呼ばれるすべり止めの部分と、クッション材の2層からなり、ボールを止めるときのグリップ力と衝撃吸収の機能があります。
これが子供の手を守りケガを防いでくれるのです。また突き指を防止してくれるようなフレームが組み込まれているようなグローブもあります。
キーパーグローブはどこで買えばいいのか?
ずばり今はネットで買うのが一番良いです。
理由としては、選択肢が少ないことが挙げられます。ひと昔前はキーパーグローブを買うとなるとスポーツ用品店しかありませんでした。しかし、例え大きめのスポーツ用品店や、サッカー専門ショップであっても、キーパーグローブのコーナーなどほんの一画に過ぎず、ましてや子供用のグローブとなると選択肢は2、3個あれば良い方です。
店舗で試着してみないと着け心地がわからないのでは?と思うかも知れませんが、大抵のスポーツ用品店ではキーパーグローブは試着できません。やはりキーパーグローブは繊細なのであまり試着されるとすぐにダメになってしまうので、試着ができないお店が多いんですね。
一方ネットでは店舗に比べ、いろんなメーカーやいろんなサイズのグローブが選べます。またサイズもある程度決まっていますし、万が一サイズが合わなかったとしても当然交換できますので大きな心配はありません。
どのサイズを買えばいいの?
ネットで買うとサイズが心配ですよね。サイズは各メーカーや通販サイトにサイズの目安が載っています。手のひらの横幅と縦の長さからサイズを決定していきます。
横幅の長さを測るときには、親指のつけねあたりの横幅を測るのがおすすめです。そのあたりが一番太いからです。
また、縦の長さは指先から手首の付け根までの長さに+1cmの長さで見るのが良いです。長さがぴったりだと突き指しやすいので、1cm程度余裕があるサイズを選ぶのがコツになります。
キーパーグローブの老舗であるuhlsportでは、横幅でサイズの目安を算出するようにガイドがあります。
https://uhlsport.jp/products/gloves/
下記サイトのSPORTS WEB SHOPPERSのサイズガイドはとても分かりやすく参考になります。
https://www.sports-ws.com/fp_gksize.aspx
概ね4号~6号がジュニア向けのグローブなので、小学生のお子さんのグローブを選ぶ際にはこのあたりのサイズがあるものを選ぶことになりますね。
キーパーグローブに必要な匂い対策
キーパーグローブは匂い対策が必要です。
といいますのも、手にかいた汗がグローブの中に残るので、そのまま何回か使っているととても不快な匂いが手につくようになります。
対策としては洗うしかありません。
「グローブは繊細なので洗濯機はNG。
基本は中性洗剤を使って手洗いが基本です。
できれば専用のシャンプーを使ってください」
グローブのメンテナンス方法を書いているサイトだと大抵そういう記述がありますし、メーカーの公式でもそのように書いてあります。
ただ、僕なんかは普通に洗濯機が洗っています。毎日手洗いなんて正直やっていられないですし、洗濯ネットに入れればそこまで一気に劣化することはありません。
手洗いは子供が中学、高校くらいになって、もっと良いグローブを使うようになったら自分でやらせればいいんです笑
ただし注意点は、乾かす際に直射日光に当てないこと。そして、パーム同士を合わせないことです。直射日光で乾かすと、一気にボロボロになりますので日陰で干す必要があります。また乾かすときもそうですが、保存するときも、パーム同士を合わせないようにしてください。時間が経つと手のひらの部分がくっついてしまって、はがすときにボロボロになってしまうことがあります。
小学生くらいだと、週1くらいで練習というところが多いでしょうか。それであればグローブは1つで十分ですが、もし毎日のように練習があるようであれば、できれば2つ同じキーパーグローブを購入するのがおすすめです。
日陰で干す必要があるので、乾くのに時間がかかります。洗濯して乾かしている間はもう一方のグローブを使う、というのができるとベストですよね。
キーパーグローブの選び方。
いよいよ本題のキーパーグローブの選び方ですが、好きな選手と同じメーカーのグローブを買ってあげるというのがおすすめです。
キーパーグローブは昔よりもはるかに技術が上がってきていて、同じ価格帯のグローブであれば、機能にそこまで大きな差はありません。それよりもやはり子供がテンションがあがるかどかだと思っています。
好きなゴールキーパーがいれば、その選手と同じメーカーのグローブを買ってあげると絶対にテンションがあがります。
当サイトではどの世界中のキーパーがどのグローブを利用しているのか紹介していますので、よければ参考にしてください。
結局どのグローブを買えばいいの?
いろんなサイトでグローブのランキングが掲載されていますが、結局どれを買えばいいのでしょう?本サイトで厳選したおすすめグローブを3つ紹介します。
adidas プレデター
adidasのプレデターというブランドのグローブ。
世界中のプロのゴールキーパーの中で一番愛用されているグローブです。キーパーグローブはパームが白のものが多いのですが、本モデルはパームが黒になっています。黒のパームは土のグラウンドでも汚れが目立ちにくいですし 何よりかっこいいと思います。
マンチェスターユナイテッドというチームに所属する、スペイン代表GKのデ・ヘアなどが使用しています。
値段が\4,000を超えてくるので若干お値段は高めです。
nike マッチ
nikeのジュニア用の廉価版モデル「マッチ」です。モデルこそトッププロ用のものとは違うのですが、nikeの場合はデザインがシンプルで廉価版モデルでも十分かっこいいんですよね。
個人的には黒が好きですが、他にも白や赤などラインナップされています。
お値段も\2,000円台とお求めやすいと思います。
uhlsport(ウールシュポルト) スターターソフト シリーズ
最後に紹介するのがuhlsport(ウールシュポルトと読みます。略してウルスポです)のスターターソフトシリーズです。
uhlsportは老舗キーパー専門メーカーです。僕も一番買ったことが多いのがuhlsportのキーパーグローブだと思います。サイズの品ぞろえも豊富で、機能面でも期待を裏切らないと思います。
デザインでいうと、adidasやnikeのようにモダンな感じではないので見劣りするかも知れませんが、昔から変わらないデザインなので、僕のようにおっさんゴールキーパーからすると安心感のあるデザインです。
まとめ
本記事では子供向けに初めてキーパーグローブを買うという方向けに、キーパーグローブの選び方を解説してみました。参考にしていただければと思います。