グローブ

新型コロナウイルスで中断していた各国のリーグも再開されつつありますね。

本日紹介するのは、テア・シュテーゲンのキーパーグローブです。

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テア・シュテーゲンは、あのメッシ率いるFCバルセロナの正GKです。FCバルセロナというチームはパス回しに特徴があり、GKにもパス回しに参加し、攻撃の起点となることが求められています。テア・シュテーゲンの前はビクトール・バルテスというGKがその役割を務めていましたが、テア・シュテーゲンはそれ以上といっても良いくらい、その攻撃の起点という役割を果たしています。

6月には久保が所属するマジョルカがバルセロナと対戦し、鋭いシュートを打つシーンがありました。これもあっさり止められているように見えますが、あっさり止めているように見えるのは、バルセロナのGKであるテア・シュテーゲンのセービング能力の高さがあったからといえます。

 

そんなテア・シュテーゲンが使っているグローブはadidasのプレデターというグローブです。キーパーグローブは手首のところにマジックテープのバンドがついていて、それで手首を固定するデザインが当たり前でしたが、最近そのグローブに変化が起きています。このプレデターの写真を見てわかるように、このマジックテープのバンドがありません。

adidasのプレデータというグローブですが現在世界で一番人気のあるグローブといっても過言ではありません。実際の売り上げ数のランキングといったデータがあるわけではありませんが、下記記事に世界トップクラスのGKが集まるリーグであるプレミアリーグのGKが利用しているグローブのランキングを作成しています。

人気のキーパーグローブランキング~プレミアリーグ2019-20編~

adidasの圧勝ですよね。adidasは現在はプレデターというブランド1つで統一していますので、このグローブが世界中で一番売れているといえます。

選手:テア・シュテーゲン(ter Stegen)
チーム:FCバルセロナ
グローブ: adidas Predator Pro

アディダス(adidas) プレデター GL PRO

テア・シュテーゲンが利用する、プレデタープロは下記から購入可能です。

adidas(アディダス) プレデター グローブ プロ フィンガーセーブ

また、同デザインのフィンガーセーブモデルも販売しています。フィンガーセーブは指にプラスチックのサポートがついていて、指が逆に曲がりにくいため、突き指防止につながります。ここは好みがあって、逆に指が動かしにくくなるので個人的にはあまり好きではないですが、プロでもフィンガーセーブモデルを利用している選手もいます。

グローブ

リバプールの優勝がほぼ確実のプレミアリーグ19-20シーズン。
人気のキーパーグローブランキングを調査しました。ということでまずは世界の名だたるGKが終結するプレミアリーグのランキングを見てみたいと思います。全20チームのスターティングに名を連ねるGKが利用しているキーパーグローブのランキングを作成しました。プレミアリーグ全20チームの中で2月時点で最もプレミアリーグでの出場数が多いGKのグローブを対象にしています。

メーカーランキング

1位はダントツのAdidas。2位は3メーカーが並んでいます。Pumaとnikiに加えSELLSが食い込んできています。また、残り1票ずつの同率5位にはUhlsport、ONE Glove、PrecisionとPEAKというブランドが入ってきています。

1位 Adidas 7人

プレミアリーグで圧倒的に人気を誇るアディダス。グローブのブランドも数年前まではACEシリーズだったのが、スパイクと同じ「プレデター」に統一しています。スリムなデザインで指先のフィット感が特徴です。

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アディダスのユーザーでいうと、マンチェスターユナイテッドのデ・ヘアや、ニューバランスから乗り換えしたシュマイケルが有名でしょうか。

2位 Puma 3人

プーマもアディダスと同様にスパイクとブランドを統一する方向に。FUTUREとPUMA ONEが主力商品です。プレミアリーグでは、PUMA ONEが3-0で圧勝。
イングランド代表ピックフォードや、アーセナルのベルント・レノが利用しています。

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2位 SELLS 3人

3位のSELLSもプーマ、ナイキと並んで堂々の2位。セルスはラップシリーズ、トータルコンタクトシリーズなどいくつかのブランドで展開しています。プレミアリーグで人気だったのは、これも3人ともラップシリーズ。
ベン・フォスターやニック・ポープはWRAP ELITE AQUAを使用。昇格組シェフィールド・ユナイテッドのヘンダーソンは少し安価なモデルのPRO H20を利用しています。

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2位 nike 3人

ナイキといえば昔からのブランドであるvapor gripですね。プレミアリーグでは僕が最近大好きなエデルソンや、昨シーズンチャンピオンズリーグ制覇に貢献したリバプールのアリソン・ベッカーが利用しています。

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5位 Uhlsport 1人

Uhlsportといえば、トットナムのウーゴ・ロリスなのですが、怪我で離脱中なので今回は集計対象に含まれていません。なのでプレミアリーグのトップGKでUltsportを利用しているのは、クリスタルパレスのビセンテ・グアイタのみ。使用モデルはAbsolute Grip。

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5位 The ONE Glove 1人

ONE Gloveを利用するのはニューカッスルのマルティン・ドゥブラフカ。使用しているのは「SLYR Lite Midnight Dúbravka」というモデル。本人の名を冠したドゥブラフカ用モデルですね。

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5位 Precision GK 1人

Precision GKはElite、Fusion、Premierのモデルで展開しています。ただ、今回はそのどれでもなく、Heat ON(ヒートオン)というモデル。使用するのはアストンビラのトム・ヒートン(Heaton)。イングランド代表トム・ヒートンを契約を結ぶにあたりちょっとダジャレですが、ヒートンの名を冠したモデルを新しく作っています。

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5位 PEAK 1人

PEAKというブランドは日本ではあまり聞きなれないですが、UKのメーカーのようでGKグッズはメインですが他のスポーツウェアなども展開しているようです。看板となる契約選手はノリッジ・シティのTKことティム・クルルです。

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リスト

チーム1stゴールキーパーメーカーグローブ
ニューカッスル・ユナイテッドマルティン・ドゥブラフカThe ONE GloveSLYR Lite Midnight Dúbravka
シェフィールド・ユナイテッドヘンダーソンSELLSSELLS PRO WRAP
バーンリーニック・ポープSELLSSELLS ELITE WRAP
マンチェスター・シティエデルソンNikeGK Vapor Grip 3
マンチェスター・ユナイテッドデ・ヘアAdidasPredator Pro
エヴァートンピックフォードPUMAPUMA One Grip
リヴァプールアリソンNikeGK Vapor Grip 3
レスター・シティシュマイケルAdidasPredator Pro
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズルイ・パトリシオPUMAPUMA One Grip
アストン・ヴィラヒートンPrecision GKHeat ON
ワトフォードベン・フォスターSELLSSELLS ELITE WRAP
ノリッジ・シティティム・クルルPEAKElite Security
アーセナルベルント・レノPUMAPUMA One Grip
チェルシーケパ・アリサバラガAdidasPredator Pro
クリスタル・パレスビセンテ・グアイタUhlsportAbsolute Grip
トッテナム・ホットスパーガッサニガAdidasPredator Pro
ウェストハム・ユナイテッドファイビアンスキAdidasPredator Pro
ブライトン&ホーヴ・アルビオンマシュー・ライアンNikeGK Vapor Grip 3
サウサンプトンアレックス・マッカーシーAdidasPredator Pro
ボーンマスアーロン・ラムズデールAdidasPredator Pro

記事

トピックス

ケパはこのままチェルシーを退団か?

冬のマーケットが閉じたばかりだというのに、ケパの移籍の話が最近大きなトピックスでしたね。

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2年前、とうとうGKの移籍金が100億を超えました。アリソンがローマからリバプールに7500万ユーロ(当時96億円)で移籍して史上最高額となった直後に今度はチェルシーがアスレティック・ビルバオからケパを8000万ユーロ(当時104億円)で獲得し、そのレコードはいまだ破られていません。そのケパが今シーズンはプレミアリーグで失点を重ね、非難の的となっています。しまいにはランパード監督も「目を向ける必要がある」となんともいえないコメントを出していたり、少なくとも絶大な信頼をおいているとはいえない状況のようです。失点は多く、セーブ率も55%でプレミアリーグ最低とのことで数字が語っているかもしれませんが、どんなときでも少なくとも表向きは監督は信頼しているというメッセージを発信すべきだと思います。この状況エデルソンがくる前のブラーボに似ていますね。そうするともうケパが活躍することはないのかもしれません。
上位決戦のレスター・シティ戦ではとうとうスタメン落ちで、ウィリー・カバジェロが先発。ケパの後任として、アヤックスのオナナを獲得するのでは?と早くも夏の移籍に向けて噂が立っている始末です。なんとかこの状況を跳ね返し、ランパード監督を見返してほしいですが。

移籍情報

Jリーグはオフシーズンなので移籍情報でいろいろと動きがありますね。
今年もますますGKの外国人化が進み、日本人GKにとって厳しい状況が続きます。

コンサドーレがタイ代表GKを獲得

コンサドーレはタイ代表GKカウィン・タンマサッチャーナンを獲得

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札幌は、正GKにク・ソンユン。それに続きベテランの菅野に24歳の3人(あとはドーレくんもGK登録らしい笑)が所属し比較的GKの層が厚いチームといえると思います。しかしながらキャンプで阿波加が左ひざを負傷。その穴埋めとしての獲得と報じられていますが、ク・ソンユンは韓国のGKなので今後徴兵で帰国する可能性があり、菅野も超ベテランということで将来の正GK候補としてカウィンを獲得したとも考えられます。今回はレンタル移籍ですが状況によっては本獲得を目指すのではないかと思います。

榎本哲也選手引退

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あとは元横浜Fマリノスで現在はカターレ富山に所属する榎本哲也が引退。身長は高くないものの、ガッツあふれるプレーが印象的でした。お疲れ様でした。

怪我情報

柏 中村航輔が筋肉系の負傷

柏の中村がちばぎんカップで負傷交代。左太腿の筋肉系のけがとのことで長引かないか心配です。

インテル ハンダノビッチ

セリエAで好調インテルの絶対的守護神ハンダノビッチが指の負傷で3~4週間の離脱。控えGKのダニエレ・パデッリがミラノダービーでも先発し、勝利しているのが現在のインテルの底力。サブには、インテルのレジェンド、スタンコビッチの息子でU-19セルビア代表のフィリップ・スタンコビッチが急遽登録されています。また、移籍市場はすでにクローズしていますが、フリーで元イタリア代表、GKエミリアーノ・ヴィヴィアーノを獲得。

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インテルはこの難局を乗り切ることができるでしょうか。

グローブ

静岡学園の優勝で幕を閉じた今年の高校選手権。その大会で活躍したGKが使用していたキーパーグローブを特集した貴重な記事があったので興味深く読ませていただきました。

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令和最初の高校サッカー選手権で一番多く使用されたGKグローブは?正GK48人のキーグロを集計したランキング発表 | ゲキサカ
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?296958-296958-fl

記事からの引用ですがランキングは下記の通り。
1.ナイキ9人
2.アディダス8人
3.HO(エイチオー)7人
4.プーマ6人
5.ウールシュポルト5人
6.RG(アールジー)3人
7.エレボス3人
8.ガビック2人
9.セルス2人
10.SJS(エスジェイエス)1人
11.ニューバランス1人
12.ロイシュ1人

ナイキ、アディダス 、プーマのトップ3は固いのかなと思っていたら、なんと三位にはプーマを抑えてHOがランクイン。

HO SOCCER はスペインのキーパー用品の専門ブランド!キーパー用品だけでやっていけるもんなのか。日本での展開もここ5年くらいで、ここまで若い子達に使われているというのは正直驚きです。値段も特別安いわけではなあので、学生にも品質で愛されているのでしょう。

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有名どころでいうと、チェルシーのウィリーカバジェロ、今季からリバプールのアドリアンが利用しています。あとはリーガエスパニョーラの選手は利用が多いですね。日本人たと北九州の高橋選手や、福岡の山ノ井選手あたりが契約しているようです。

https://www.hosoccer.jp/c-navi/players.html

RGのグローブについて書かれた部分で「グリップ力の高さをアピールしたワンハンドキャッチ動画がSNSで話題となり」とあります。気になったのでYouTubeで調べて見ました。

これはリアル若島津くんですね。ただ、さすがに試合中にこれをやるのは難しいでしょうし、ほかのメーカーのグローブでも新品だったら同じようなことができそうですが、面白いプロモーションだと思います。他にもいろいろなバージョンが用意されてました。

それから注目はエレボス、ガビックという二つの日本のキーパー専門メーカー。

エレボスは2019年創業のエレボスジャパンが出しているブランド。

福岡の会社なんですね。なので東福岡の松田選手が使っていたのはなんか納得。他にも全国でこのメーカーを使っていた高校生がいるんですね。これからじわじわと利用が広がっていくんでしょうか。

余談ですが、松田選手が一回戦の浦和南戦のセーブはすごかったです。

もう一つの日本メーカーはガビック。比較的新しいブランドでJリーグ水戸ホーリーホック等のユニフォームサプライヤーにもなってます。キーパーグローブを出し始めたのは2018年とのこと。

利用している選手で有名なのは、横浜Fマリノス の朴一圭選手ですねー。2019年の最終節でもガビックのグローブを身に纏い見事に優勝に貢献しました。良い宣伝になったんじゃないでしょうか。

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こういう日本発のグローブメーカーが世界で使われるようになることを願って当サイトでも追いかけていきたいと思います!

それにしても面白い記事だったので、インスパイヤされて今後海外リーグのグローブメーカーランキングなんかも書いてみたいと思います!

グローブ

オリンピックイヤーが始まりました。本サイトもかなり久々の更新です。今年7月には東京五輪がありますね。チケット抽選に申し込むもなかなか当たりません…。

1月に五輪予選を兼ねたU23のアジア選手権がありましたね。日本は1分2敗とまさかの予選リーグ敗退という残念な結果になりました。試合でゴールを任されたのは大迫でした。

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では、東京五輪でゴールを守るのは誰か?おそらくこのまま本戦でゴールを守るのも大迫でほぼ決まりでしょう。アジア選手権で選ばれた三人のGKの中でも大迫の実勢はダントツ。そして今回の敗退を受けて、オーバーエイジを採用する可能性も高いと思いますが、経験値のある大迫がいるGKにオーバーエイジの三人枠を使う可能性は低いと考えます。

大迫に国際舞台を経験させてGKの選手層の底上げも必要ですしね。

さて、利用しているグローブですがナイキのVaporGrip 3 Promo。試合では紺色を使っていますが、アップでは水色のモデルを使っている写真もありました。ナイキのグローブはシンプルでかっこいいですね。

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選手:大迫敬介(Keisuke Ohsako)
チーム:日本代表
グローブ:Nike GK VaporGrip 3 Promo(CK4799-492)